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St.Johns wort

St.Johns wort

セントジョンズワート

聖ヨハネの日である6月24日ごろに黄色い花が咲くことから、「聖ヨハネの草」と呼ばれるセントジョンズワート。

聖ヨハネの日の数日前、6月20日前後はは日本ではもっとも昼の時間が長い夏至にあたりますが、小さな黄色い花が咲く様子は、一年で一番長い太陽の光を体いっぱいに浴びて、その恵みをしっかりと蓄えているかのようにも見えませす。可愛らしい黄色い花を眺めていると、お日様の下で日向ぼっこをしているような気持ちになりますね。

そのような見た目からも、明るい気持ちになりたい時に手にとりたくなるハーブですが、科学的にもセントジョンズワートに含まれる成分が、セロトニンの分泌を正常化させるという研究結果があり、軽度のうつ病に効果があると言われています。「最近は心が疲れている気がする」、「やる気が起きない」、そんな時にセントジョンズワートの力を借りてみてはいかがですか?

概要

【英名】Saint john’s wort
【学名】Hypericum perforatum
【和名】西洋オトギリソウ

【科名】オトギリソウ科
【属名】オトギリソウ属
【原産地】ヨーロッパ/中央アジア

効能

【成分】

・ジアスロン類(Hypericin,Pseudohypericinなど)
・フラボノイド配糖体
・ハイパーフォリン
・タンニン
・精油 など

【期待される効果】

・抗鬱
・神経系回復強壮
・鎮静
・抗ウィルス
・収斂
・鎮痛
・抗炎症 など

【適応する症状】

<内服>
・鬱
・不安
・悲壮感
・消炎作用
・鎮痛作用 など

<外用>
・裂傷
・火傷
・神経痛
・関節炎
・帯状発疹

【注意】

インジナビル(抗HIV薬)、ジゴキシン(強心薬)、シクロスポリン(免疫抑制薬)、テオフィリン(気管拡張薬)、ワルファリン(血液凝固防止剤)、傾向避妊薬の薬とは相互作用が起こる可能性があるため、また光感作薬は光感作作用があるため左記の薬を飲んでいる方は必ずお医者様にご相談されてください。光線療法中の方もご利用をお控えください。また、光感作作用が起こる場合があるため、色白の方は使用中の日光への過度の暴露は避けてください。

使用

【使用部】

・地上部
・花穂

【味】

・草っぽいわずかな甘み

【香り】

・乾かした草のような香り

【主な使用方法】

・精油
・蒸留水
・ハーブティー
・ティンクチャー
・花のインフューズドオイル
・花のクリーム

栽培

【タイプ】

・多年草

【耐寒性】

・耐寒性強

【収穫】

・6月下旬ごろの開花時